(0)から大分間が空いてしましましたが、LUMIX G100Dの購入記事です。
前の記事はコチラ↓
今回は「VLOGカメラ」であるG100Dの特徴、OZO Audioの実力を検証してみました。
OZO Audioの特徴と仕組み
(引用: Audio Source Tracking from OZO Audio offers smarter ways to tell the story)
OZO Audioとは、複数のマイクを使い、音を立体的に捉える技術です。
普通のカメラやスマホでは、マイクは周りの音を満遍なく拾ってしまいます。
OZO Audioは混ざった音をそれぞれどっちから聞こえてくる音なのかを判別することができるということです。
視聴者が回転すると音が聞こえてくる位置が変わる必要がある、VRコンテンツの制作に使われていたりするようです。
例えばプロ向け3D 360°VRカメラ NOKIA『OZO』は8つのマイクを使っていたそう。
(引用:Nokia OZO Audio reaches a new audience)
名前の通り、あのNOKIAが開発した技術です!
G100DはOZO Audio搭載
LUMIX G100Dは3つのマイクでOZO Audio対応になっています。
先代のG100から対応しており、その時のインタビュー記事を紹介します。
G100Dでは動画撮影中に特定方向の音だけを録音する「指向性録音」のためにOZO Audioが用いられています。
(引用: Panasonic’s Lumix G100 camera featuring Nokia OZO Audio targets Vloggers)
搭載モードは以下の5つ。
- 撮影シーンに合わせて自動調整して収音するオートモード
- 前後左右360°の広い範囲の環境音を収音するサラウンドモード
- カメラ前方の音をクリアに収音するフロントモード
- 画角と顔・瞳認識AFに連動して、顔の位置や人数に合わせて最適な収音範囲に自動調整するトラッキングモード
- 撮影しながらカメラ後方の音声を収音できるナレーションモード
公式サイトから
なぜかPanasonicは、このOZO Audioのわかりやすいデモムービーを作ってません。なので、代わりに試してみることにしました。
OZO Audioの実力を検証
今回はわかりやすい
- サラウンドモード
- フロントモード
- ナレーションモード
の3つを検証しています。
検証方法
3つのモードで葛西臨海公園で見つけた水が流れる人口の滝?の前で回転してみました。
工事現場っぽいフェンスが滝とちょうど反対側です。
指向性録音ができていれば、滝の音が大きくなったり小さくなったりするはずです。
さて、どうでしょうか、、?
実験結果〜OZO Audioは効き目がある!
フロントモードでは滝が視界から消えてから明らかに滝の音が小さくなっていますよね。
また、ナレーションモードでは最初は滝の音があまり聞こえませんが、滝と反対側を向いた時に滝の音がはっきり聞こえるのがわかります。ただフロントモードとは音の聞こえ方が違うので、人の声の周波数を拾うようになっているのかもしれません。
そしてサラウンドモードでは常に一様に滝の音が聞こえていますね。
この検証では単純に前後だけですが、たった3つのマイクで指向性を実現しているのがわかります。
子どもとの撮影に最適なコンパクトサイズのG100D
G100Dはこのように単独でもスマホから1ランク上の動画撮影が可能です。それでいて、コートのポケットに入る大きさ。
せっかく公園に子どもと遊びに来ているのに、立ち止まって大きなカメラを構えて撮影しているだけのお父さんがよくいますよね。。
しかしこのG100Dのサイズと軽さなら、一緒に走ったり遊具で遊んだりすることも可能です!
おすすめは電動ズームのこのレンズとの組み合わせ。
G100Dのウィークポイントとして、ボディ側に手ブレ補正がありません。
が、このレンズはレンズ側手ぶれ補正がついています。
まとめ
LUMIX G100Dの特徴の一つ、OZO Audioはちゃんと効き目があるということがわかります。
画質は「最高峰」ではないとは思うものの、子どもと一緒に走れるミラーレスとしてはオススメです。
画角やAF対象に応じて自動調整というのは検証できませんでしたが、今後いい検証方法が思いついたら追加検証してみたいと思います。
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