FIAT 500に遮熱フィルムを施工。チャイルドシートまわりの暑さ対策に効果アリ?

FIAT 500の改造

子どもがチャイルドシートに座る後部座席。
真夏の日差しがきつい最近ですが、FIAT 500の後部座席用にはエアコンの吹き出し口がありません。

なので大変暑くなっています。

そこで、直近の車検のタイミングでディーラーに依頼し、遮熱フィルムを後部座席の窓に施工してもらいました。

クラシカルな見た目を影響しないよう、透明タイプにしてもらいました。

遮熱フィルムとは

遮熱フィルムとは、日差しによる熱や紫外線をカットするための車用フィルムです。

遮熱フィルムは主に赤外線を反射することで、車内の温度上昇を抑える効果があります。
赤外線は太陽光の中でも熱を感じる主な成分です。

ただ、赤外線だけでなくもう一つ嬉しい効果も。
紫外線のカット効果もあり、日焼け防止になるのはもちろん、車内の内装の劣化を防ぐこともできます。

※但し、FIAT 500のガラスは紫外線カット機能が備わっています。

UVカット率は以下の通りNN
フロントガラス:98%
サイド・リアガラス:80%
グラスルーフ:90%

遮熱フィルムは大きく分けて以下の2タイプがあります:

価格帯は製品や透過率にもよりますが、透明タイプの方がやや高価な傾向にあります。

色付きタイプ(スモーク)

可視光線もカットするよう、色が付けられたタイプ。
 
日差しを遮る効果が高く、プライバシー保護にも優れます。
見た目が大きく変わるため、クラシックな車種などには好みが分かれることも。

透明タイプ

外観の印象をほとんど変えず、紫外線や赤外線だけをカットする機能性重視のタイプ。
色付きより若干高価な傾向があります。

遮熱フィルムを貼る前の知識

遮熱フィルムは、どの窓にでも自由に貼れるわけではありません。
事前に知っておきたい注意点をいくつか挙げておきます。

フロント三面(フロントガラス・運転席・助手席の窓)には透過率70%以上という保安基準があるため、
暗くなるフィルムを貼ると車検に通らない可能性があります。
透明タイプでも、施工後に透過率が下がって規制を下回る場合があるので注意が必要です。

リア三面(後部座席のサイドとリアガラス)は規制対象外。
透過率の制限がないため、色付き・透明ともに比較的自由に貼ることができます。

開閉する窓に貼ったフィルムは、上げ下げの動作でこすれて劣化しやすいという点にも留意しましょう。
開け閉めのある窓に貼ったフィルムは貼り替え頻度が高くなる可能性があります。

遮熱フィルムの価格

リア三面のフィルム加工は25,000円でした。

FIATの公式メンテナンスメニューではなく、各ディーラーの独自のメニューになるようです。

遮熱フィルムの効果実験

さらに、遮熱効果を検証するための簡易実験も行ってみたのでご紹介します。

遮熱効果を検証してみた(実験)

✅ 実験方法
フィルムを施工した後部座席側窓と、施工していない前席側窓の内側にフェルトを貼り付け、
晴れた日に10分間放置した後で、剥がしてすぐに表面温度を非接触温度計で測定しました。

たった10分の実験ですが、温度には違いが出ました。

✅ 実験結果

フィルムなしの前席側窓のフェルトは、41.9℃。

フィルムありの後部座席側窓のフェルトは、38.5℃

もちろんかなり簡易的な実験ではありますが、わずか10分でもはっきりと差が出ています。効果は期待できそうです。

ただ、今考えたら、実験前の温度も測るべきだしたね。。

まとめ:夏前の遮熱対策に遮熱フィルムはおすすめ

FIAT 500のようなコンパクトカーでは、窓からの直射日光が車内温度を大きく左右します。
特にチャイルドシートがある後部座席は、子どものためにも快適性を保ちたいところ。

✅ 遮熱フィルムを貼ることで、暑さ・紫外線・内装の劣化を防ぐ効果が期待できます。
✅ プロ施工なら仕上がりも安心。DIYに不安がある方には特におすすめです。

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