我が家のFIAT 500はついに購入から6年。
今年も法定点検の時期がやってきました。
普段から自分でメンテナンスをしたり気を配れているわけではないので、法定点検もディーラーでしっかり受けています。
今まで車検や法定点検の際に代車を借りたことはありませんでした。
時によっては代車なしなら割引してくれることもありましたし、1週間預けていても平日乗ることはないので問題にならなかったからです。
というわけで今回も別に必要ではなかったのですが、「代車ってどんなのがあるんですか?」と聞いてみたところ、「アルファロメオのジュリエッタがありますよ」とのこと。
アルファロメオの思い出
私は高校時代自転車通学をしていました。
その通学路に、真っ黄色のMiToが止まっている家がありました。、その時から10年以上経つ今もあるので大事に乗っているんでしょう。
当時は自動車に全く興味がなかったくらいなのですが、そこら辺を走っている自動車とは比べ物にならない存在感に惹かれ、「蛇 自動車」とかで調べて世の中に「アルファロメオ」というメーカーがあることを知ります。
そんな経緯もあって、このMiTo世代?(4C, ジュリエッタ)のアルファロメオには前から憧れがあったところです。
ジュリエッタの魅力
アルファロメオを知るきっかけとなったMiToよりひとまわり大きいのがジュリエッタ。
アルファ159や147などの「ブレラ」顔の世代もフロントはかっこいいのですが、リアはちょっと手抜きなのでは?という気がしてしまいます。
ですがこのジュリエッタはリアがいい。
「かっこいい」と思う自動車はいくつかありますが、世の中の自動車で一番かっこいいと思います。
(他にかっこいいと思う車はアルファロメオ ブレラ、FIAT プントエヴォ ジャガー XKあたりでしょうか)
ALFA ROMEO Brera
ABARTH Punto EVO
Jaguar XK
性能的だとかエンジンだとかは分かりませんが、とにかく見た目がいいということで、「ぜひジュリエッタで!」とお願いしてみました。
アルファロメオ ジュリエッタとは
ジュリエッタという車名はアルファロメオでは何回も使われている伝統的な名前ですが、ここでは2011年から2020年まで製造された現時点での最終モデルを指しています。
5ドア5人乗りのハッチバックタイプで、メーカー的には「コンパクト」カーになるようです。
見た目で言えばアルファロメオの特徴である縦型グリルがクロームメッキされた横のラインが入っている前期型と、それがなくなった後期型があります。
FIAT 500よりいいところ
広い
これはもう車体の大きさが全然違うので当たり前なんですが広いです。
ジュリエッタなら5人乗れますし、荷物もたくさん詰めます。
FIAT 500の荷室容量は185L(リアシートを倒すと550L)ですが、ジュリエッタなら350L、リアシートを倒せば1045Lとそれぞれ倍。
多分ベビーカーを乗せてもまだ荷物が乗せられるでしょう。
リアシートも、おまけではなくちゃんと人が乗るものとして作られてます。笑
エアコンが後ろにもついている
FIAT 500の後部座席はあくまでおまけなので、エアコン吹き出し口は前部座席に向けてしかついていません。
なので夏は後部座席が熱くなりがち。
チャイルドシートは必然的に後ろにつけることになるので、子どもはいつの間にか汗びっしょりというのがあるあるです。熱中症も怖いですね。
なので、後部座席用にもエアコン吹き出し口があるのはとてもいいなと思います。
高速で安定している
性能に興味がない自分でもこれははっきりわかります。
やっぱり軽自動車+αくらいの大きさのFIAT 500に比べると、高速を走っていて安定感があります。
家族を乗せて乗せるには安定して走るというのは安心できます。
またこれは余談ですが、Alfa DNAドライブモードシステムという厨二病ネームな機能があり、これを"D(ynamic)"にするとアクセルを踏み込んだ時にまっすぐ加速していく感覚はFIAT 500ではないものですね。
FIAT 500の方がいいところ
シフトがスムーズじゃないところ
ディスっているようで褒め言葉です。
アルファロメオの方が全体的に高級ブランドでもあり、おそらく乗り心地もいいのでしょう。シフトがスムースすぎて、シフトアップ/ダウンしたという感覚に乏しいなと感じてしまいました。
FIAT 500の言ってしまえば安っぽい?変速に慣れていると物足りないというか、レバーをいじるとガクンと変速比が変わった感じがダイレクトに感じられるFIAT 500のに比べて機械を操っている感が足りないんです。
FIAT 500のデュアロジックはシングルクラッチですが、ジュリエッタのAlfa TCTはいわゆる「デュアルクラッチトランスミッション」というやつのようですね。
シフトがパドルシフトじゃないところ
結構自分でシフト操作をするので、パドルシフトがあったら便利だろうなとは思ってたんですが、いざ使ってみると操作の満足感が足りなかったんですよね。「シフトがスムーズじゃないところ」とも通じる話です。
パドルシフトだとマウスのクリック程度のフィードバックしかなく、コンピューターに指示を与えているだけ感がすごい。
実際にはFIAT 500のデュアロジックもコンピューターに指示を与えているだけなんですが、レバー操作が「自分で変速してる」感を強くあるので、それに慣れていると物足りないなと思うようになってました。
BLACKのクラシカルなシフトノブを使ってます。
内装のセンスがいいところ
これは一目瞭然で、内装はFIAT500の方がよくまとまっていると思います。
ジュリエッタは中がアルミペダルに革張り内装で高級感があると思わせつつシフトレバーがプラスチッキーだったりハンドルがのっぺりしていたり細かいところでうーん?と感じるところがあります。
FIAT 500の方は価格的にも正直全体的に「安い」内装なわけですが、安っぽいとは感じさせない工夫を感じます。
戻ってきてFIAT 500の良さを再確認
少しの間、ジュリエッタのパワフルな走りも楽しみましたが、FIAT 500の良さも再確認できる1週間でした。
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